先日、こんなニュースがありました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210104/1000058450.html
概要を説明すると、小4の男の子が2才の弟のベビーカーを押して、母親と一緒に交差点を渡っているときに、
左折してきた乗用車にはねられて亡くなったというもの。
運転手の話では「歩行者がいないと思い、左折してしまった」と。
もうね、痛ましすぎます…。
亡くなった男の子もそうだし、母親を初めご家族の心境を考えると…、こんな事故は二度とあってはならない。
男の子にも母親にも何の非もない。男の子がベビーカーを押してたのだって、そんなのよくあること。
そんなちょっとしたことで事故にあってしまうのなら、外出中少しも気が抜けないことになってしまいます。
そんな世の中おかしいですよね。
では運転手が悪い?もちろん非があるでしょう。でもそんなこと言ったって根本的な解決にはなりません。
運転手を責めた所で第二、第三の同様の事故は起きてしまう。
では何が根本的な原因か?
それは、交差点が歩車分離式ではないことです。
交差点は歩車分離式にすべき。
交差点は早く歩車分離式にすべきです。
交差点で歩行者と車が共存するなんて無理なんです。
人はミスをするもの。見落とすことだってある。子供が小さければなおさら。
信号の変わり目であわてて曲がる車もある。
私だって交差点渡るとき少しヒヤヒヤしますもん。「運転手ちゃんと見てるよな?」「来るのかな?止まるのかな?」って。
正直今のままでは、自分の子供を安心して外を歩かせられません。怖くてしょうがない。
「交差点を曲がる時は徐行」といったって守れない。いや、それすら知らない(忘れている)人がほとんどでしょう。それが人間なんです。
守れるならとっくに交差点の事故はなくなっています。
だからシステムを変えるしかない。事故が起こらないようなシステム。
それが歩車分離式です。
歩車分離式にすることで交差点内で歩行者と車が共存する時間がなくなり、事故が格段に減ります。
歩行者も安心して渡れます。
歩者分離式にすれば交差点事故が減るのは、誰でもわかっているはずです。
なぜ今まで多くの方が亡くなっているのに変えないのでしょうか?
あと何人犠牲が出たらわかるのでしょうか?
確かに、導入するにあたって課題があるのもわかります。
渋滞問題、混乱を招く、とか。
でもね、多くの子供達が亡くなってるんですよ。
子供の命より大事なことって、あるの?
優先してやるべきことでしょう。
なぜいい大人達がそれがわからないのだろうか?
運転手を責めても事故はなくならない。
よくニュースで、事故が起こると「◯◯容疑者が…」「運転手の供述によると…」ってさも責めるように報じるけど、根本的な原因はそこじゃないからね。
運転手を責めても、システムを変えない限り他の運転手が同様の事故を起こします。
車のメーカーにも疑問を感じます。
造(つく)るだけ造って、あとは知りません、事故を起こすのは運転手の責任です、みたいな。
確かに責任はないかもしれないけど、自分達が造ったもので人が亡くなってることに心が痛まないのでしょうか?
自分達が国や警察に働きかけて歩車分離式にしようとか思わないんだろうか?
あまり感情移入するのもあれなんで、今回はこの辺にしときます。
早く子供1人でも安心して渡れる交差点になってほしいものです。