先日ショッピングモールに行った時、子供がプリキュアのおもちゃをおねだりしてきました。
買う予定はなかったのでダメっと言ってもなかなか引き下がりません。
泣きながら「これ買って」「これほしい」と言ってきます。
うう、心が揺れます。買ってあげたらすごい喜ぶんだろうな…。
値段を見ると、なんと8000円位します!
ムリムリ!
「今度買おう」「お誕生日に買ってあげる」とか言って、20分位格闘してなんとか子供が折れてくれました。
今回のように、子供におもちゃをねだられた時どのように対応するのが正解なのでしょうか。調べてみました。
そして、自分の意見も踏まえて書いてみました。
おねだりすることは悪い事ではない。
「おねだりする」という事は、成長の過程の一つで、ごく当たり前の事なんです。
小さい頃は親がおもちゃを選んでいましたよね。
でも今度は自分で「これが好き」「これがほしい」と判別出来るようになり、
そしてそれを自己主張出来るようになったという事です。
確かに、年少さんくらいだとあまりおねだりって少ないような気がしませんか?
成長の過程の一つですから、決して
「おねだり」=「悪い事」ではありません。
ですから「おねだりしちゃダメ!」などと頭ごなしには怒らないで下さい。
「あぁ、成長してる証なんだな」と、
暖かい気持ちで対応してあげて下さい。
おねだりをされた時、どのような対応をすればいいのか。
大事なのは2点で
①きちんと理由を言う
②泣かれても態度を変えない
という事です。
まず
①きちんと理由言う
私たち大人も、理由を言われずただ「ダメ!」と言われても納得できないですよね。
子供だって同じです。大人が思ってる以上に色々理解してます。
「子供にいちいち説明したって無駄」なんて思わず、しっかり理由を説明してあげて下さい。
理由は正直に言えばいいと思います。
「お金が高いから」とか「今日は買うつもりなかったから」とか「おもちゃ買っただかりだから」とかでいいと思います。
感情コントロールが大人よりは未発達なので、すぐには納得できないでしょうが、時間をかけて説明すれば理解してくれるでしょう。
②泣かれても態度を変えない。
かわいい我が子に泣かれると、つい心がぐらついてしまうと思いますが、
それで態度を変えたり買ってしまうと、
子供は「泣けば買ってもらえるんだ」と思ってしまいます。
そこはきぜんとした態度を取って、買わないという態度を貫き通して下さい。
きぜんとした態度を貫く事で、子供は「泣いてもダメなものはダメなんだ」と理解します。
なんでも買ってもらえる訳ではないと理解することで、「じゃあ本当に欲しいものは何か」を判断できるようになります。
欲しいものをなんでも買い与えてるとどうなるか。
裕福な家庭にありがちですが、欲しがったものをなんでも買い与えてしまうと、「我慢する力」が育ちません。
この「我慢する力」はこれから先、生きていく上でとても大切になります。
これが育たないと、例えば思い通りにならないとトラブルを起こしたりしてしまいます。
欲しいものがなんでも手に入ると、それがどんどんエスカレートしていってしまい、子供自身歯止めが効かなくなってしまいます。
ですからどこかで親がブレーキをかけてあげる必要があります。
なんでも買い与えるのは、短期的には子供の欲求を満たして幸福感を与えるかもしれませんが、長い目で見ると子供を不幸にしてしまう事になります。
たまには買ってあげましょう。
なんでも買い与えるのはよくない、とは言ってもやっぱりかわいい我が子ですから、可能であればたまには買ってあげましょう(笑)
何事もバランスが大事です。
買い与え過ぎもよくないし、なんでもかんでも買ってあげないのもかわいそうです。
何事も「~過ぎ」はよくないですよね。
料理の塩加減と一緒です。入れないと味がしないし、入れすぎるとしょっぱくなってしまう。「ちょうどいいあんばい」というのがあるわけです。
この「ちょうどいいあんばい」というのは各家庭によって違ってきます。
2回ねだられて1回買ってあげる家庭もあれば、10回に1回買ってあげる家庭もあります。
大事なのは「バランス」を頭の中に意識しとくことです。
「あぁ、最近ちょっと買いすぎたな」と思えば買わなければいいし、
「最近買ってあげてなかったな」と思えば買ってあげればいいと思います。
パパとママでバランスを取るというのもいいですね。
ママは厳しくてめったに買ってあげないけど、パパは甘くてすぐ買ってあげるとか。
(↑うちは完全にこのパターンです(笑))
まとめ
・おねだりは成長の過程の一つで、当たり前の事です。決して「悪い事」ではありません。
・買わない時は
①買わない理由をきちんと説明すること
②泣かれても態度を変えない事
が大事です。
・買い与え過ぎると「我慢する力」が育たず、長い目で見ると子供を不幸にしてしまう。
・買う買わないのバランスを意識し、たまには買ってあげましょう。