先日こんなことがありました。
うちの上の娘(5才)は4月から習い事を始めたのですが、ある時楽しいか聞いてみると「楽しくない」と言います。
やめたいかと聞くと「うん」と。
いつもそんなに嫌がる様子はみられなかったので、とりあえず様子をみることにしました。
また別の日に聞くと、
「楽しい」とか「楽しくない」とか言ったりバラバラです。
今のところまだ続けています。
子供が習い事やめたいと言った場合、親としては悩みどころですよね。
「すぐにやめさせたら、我慢強さが身に付かないんじゃないか?」とか、
「嫌なのに続けさせてもよくないんじゃないか?」とか。
という訳で、今回はもし子供が習い事をやめたいと言ったら、どうしたらいいのかを調べてみました。
- 習い事をやめたいと言ったら、少し様子をみる。
- 習い事をやめたいと思っていた場合、やめさせた方がいいのか?
- 発達脳科学の面からみると。
- 子供の習い事で大事なのは。
- 習い事をしないと運動不足になる?
- 子供が習い事をやめたいと言ったら、まとめ。
習い事をやめたいと言ったら、少し様子をみる。
今回のうちの娘もそうですが、子供って言うことがコロコロ変わったりします。
例えばその日つまらなかったら「やめたい」、
別の日に楽しかったら「楽しい」とか。
やめたいと言ってすぐに行動してやめてしまったら、「やっぱりまたやりたい」となった時大変です。
しばらく様子をみて、本当にやめたいのか見極める必要があります。
(明らかに嫌がっているなら別ですが)
一定期間たってもやめたいと言ってるなら、本当にやめたいと思っているという事でしょう。
習い事をやめたいと思っていた場合、やめさせた方がいいのか?
では、本当にやめたいと思っていた場合、やめさせた方がいいんでしょうか?
それとも頑張って続けさせた方がいいんでしょうか?
結論から言うと、やめさせた方がいいです。
なぜなら、嫌々続けても伸びないし周りの好きでやってる子は伸びますから、
それと比べて自分に自身をなくしてしまいます。
先生に叱られたりしたらなおさらです。
また、好きでもないことを自分にウソをついて続けていると、子供でもうつのようになってしまいます。
最近は子供でもこのようなうつが増えているんだそうです。
仮に1年嫌々続けたとします。
でも子供にとって1年はとてつもなく長く感じます。
親と子供の時間の感覚は違うんです。
親にとって1年なんてあっという間かもしれませんが、子供にとってはかなり長い間苦痛を味わうことになります。
その辺の「時間の感覚の違い」も考える必要がありますね。
すぐやめさせると、やめグセがつく?
親が一番心配なのは、やめたいと言ってすぐにやめさせたら「やめグセ」がつくんじゃないか、という事だと思います。
しかし、やめグセがつくなんてのは迷信です。
子供は本当に興味のあることなら、やめろと言ってもやめません。
やめたいと言うことは、単純に興味が持てないからです。
根性がないとかそういう問題ではありません。
3個習い事をして、全て飽きてやめてしまっても、4個目でぴったりのものと出会うかもしれません。
発達脳科学の面からみると。
発達脳科学的にも、楽しいという感情を伴ったら刺激は、シナプス(脳細胞同士をつなげる回路)の結合を強くすることがわかっています。
シナプスの結合が強くなると情報伝達が早くなりますから、脳の働きがよくなります。
だから、楽しく習い事をしてる子は伸びるんです。
しかし、好きでもないのに無理に続けさせた場合、
子供は強要されたり叱られると恐怖や怒りを覚えますから、筋肉がこわばって血流が悪くなります。
せっかくあるシナプスがうまく使われず、体をうまく動かせません。
怖い体験をすると体が固まってしまうのと一緒ですね。
ですから、嫌々習い事をやってても伸びないんです。
子供の習い事で大事なのは。
大事なのは、子供をよく観察し、何に興味があるかを見極めることです。
スケートの浅田真央選手の例を出すと、
浅田真央選手のママは、最初バレリーナにさせたくてスケートを習わせてました。
ところが真央さんはスケートのジャンプが大好きになり、それを察知したママは毎日朝夕リンク送り迎えをしたりと、全面的に支援していきます。
元々はバレリーナにさせたくてスケートをやらせたのに、スケートに興味を持ってると見極めてそっちの方向に支援ていったママはすごいですよね。
子供をよく観察してたんだと思います。
決して強要はしてません。
このように、習い事も子供の事をよく観察し何に興味を持っているかを見極め、
それに打ち込める環境を整えてあげる事が一番大事です。
習い事をしないと運動不足になる?
もし、運動不足を解消させたくて習い事をさせたいと思っているんでしたら、別に習い事じゃなくても運動不足は解消できます。
公園で一緒に遊んだり、お手伝いをしたり、学校と家の往復だったり、
そういった日常生活の中にある部分が大きいと思います。
決して運動系の習い事をしないと運動不足が解消できないわけではありません。
子供が習い事をやめたいと言ったら、まとめ。
子供が習い事をやめたいと言ってきたら、まずはしばらく様子をみて本当にやめたいと思っているのか見極めましょう。
しばらく経ってもやめたいと言ってるんでしたら、やめさせた方がいいです。
なぜなら、いやいややっても伸びないし自分に自身を無くしてしまいます。
それが長期間続くとうつのようになってしまう場合もあります。
一番大事なのは、子供をよく観察し、何に興味を持っているのかを見極め、それに打ち込める環境を作ってあげる事です。