今回は「どこまで抱っこすればいいの?」というテーマで書いていきたいと思います。
「どこまで」と言っても、場所の事ではないですよ。
「どの程度まで」という意味です。
たぶん子育てしてる人は皆、一度はこの疑問に直面すると思います。
かわいい我が子、なるべくたくさん抱っこしてあげたい。
でも
「あまり抱っこしすぎると、抱きぐせがついてよくないの?」とか
「ずっと抱っこしてると体がつらい、どうすればいいの?」
とか疑問がわくと思います。
私自身、この問題にはかなり苦労しました。
何せ、うちの上の娘は赤ちゃんの時から生粋の「抱っこちゃん」でしたから。
ムリしすぎて体を壊したこともあります。
そんな上の娘も、もう5歳になりました。
という訳で、抱っこについて調べたことや、私なりの考えを書いていきたいと思います。
- 抱っこしすぎると抱きぐせがついてよくない?
- ずっと抱っこしないと赤ちゃんはどうなるのか。
- とはいえ、ずっと抱っこは体がキツイ。
- 幼児になってからの抱っこ。
- いっぱい抱っこしてあげたいなら、気を付けること。
- まとめ
抱っこしすぎると抱きぐせがついてよくない?
よく「抱っこしすぎると抱きぐせがつくからよくないよ。」って言われますよね。
特におじいちゃんおばあちゃん世代はそういう意見が多いかもしれません。
しかし、それは間違っています。
赤ちゃんの発育に関して多くの研究がなされている現代では、
赤ちゃんにとって抱っこは非常に大切なスキンシップであって、発育にいい様々な影響があると言われています。
具体的には
・オキシトシン(幸せホルモン)が活発に分泌され、心と体の成長を促す
・親との信頼関係が築け、成長とともに自然と自立心が芽生える
・社交性が向上する
・知能が向上する
等の研究結果が出ています。
「抱っこしすぎると抱きぐせがついてよくない」と言われているのは、親にとって抱っこが大変だからというだけであって、
赤ちゃんにとって悪い影響を与えるなんてことはありません。
なので、パパママの皆さん、「抱きぐせはよくない?」なんて心配はせず、大いに抱っこしてあげて下さい。
ずっと抱っこしないと赤ちゃんはどうなるのか。
皆さん、「サイレントベビー」って聞いたことありますか?
赤ちゃんが泣いてもずっと抱っこしないで放置してると、ある時突然泣かなくなるらしいです。
そして、無表情になります。
こうなると、赤ちゃんの心に深刻なダメージを受けてます。
「僕(あたし)が泣いても助けてくれないんだ」と、甘えたい気持ちや、悲しい気持ち、怒りの気持ちなど、すべての感情をしまい込んでしまうらしいです。
表向きは大人しくて手の掛からない赤ちゃんですが、成長するにつれて問題が表面化してきます。
そんなの赤ちゃんがかわいそう過ぎるし、絶対にあってはいけません。
ぜひ、いっぱい抱っこしてあげて下さい。
とはいえ、ずっと抱っこは体がキツイ。
「いっぱい抱っこしてあげてください」とは言いましたが
「無理してでも抱っこしてあげて下さい」とは言ってません。
無理して抱っこ→パパママにストレスがたまったり体を壊す→赤ちゃんに強く当たる、なんてなったら本末転倒です。
あくまでも「無理のない範囲でいっぱい抱っこしてあげて下さい」、
これが大事です。
抱っこしないとサイレントベビーになっちゃう、なんて心配はいりません。
そう思ってる時点で赤ちゃんの事を大事に思ってますから。
サイレントベビーはあくまで全く抱っこせず放置した場合の話であって、適度に抱っこしていれば大丈夫です。
赤ちゃんの目をみてやさしく話しかけるだけでも十分効果があります。
もし赤ちゃんが泣き止まなくて、でももう抱っこはつらいってなったら、添い寝して赤ちゃんの胸をトントンとあやしたり
やさしく話しかけてあげるだけでもいいです。
あとは、赤ちゃんが泣き止まない理由が他にないか考えてみてください。
意外と暑くて泣いていて、服を一枚脱がせたら泣き止んだとかって結構あります。
くれぐれも無理して、体にムチを打って抱っこしないで下さい。
幼児になってからの抱っこ。
これまでは赤ちゃんの抱っこについて書いてきましたが、
では幼児の抱っこはどうなんでしょうか。
3歳、4歳位になると、もう重いし自分で歩いてほしいですよね。
でも「抱っこ抱っこ」と甘えてきませんか?
こういう場合、「もう歩けるんだから」と抱っこしない方がいいんでしょうか。
幼児なのに抱っこしてたら甘やかしになって将来ダメな子になってしまうんでしょうか。
子供は甘えと自立を繰り返して成長するんです。
いっぱい甘えられて愛情をもらうと、今度は自分で色々やってみたくなる。
→自分でやってみると何か不安な事が出てくる。
→不安を感じるとまた甘えに戻ってくる
これを繰り返してます。
そして、これを繰り返し、いっぱい甘えられた子が自立できるんです。
甘えさせると自立できないのでは、と思うかもしれませんが、
その反対で、甘えられた子が自立できるのです。
ですから、例え幼児になり自分で歩けるようになっても「抱っこして」と甘えてきたら抱っこしてあげていいと思います。
ただ幼児になると重いので、くれぐれも無理はせず、無理なときは「体がつらいから」ときちんと説明して断って下さい。
いっぱい抱っこしてあげたいなら、気を付けること。
人間、体力の限界がありますから、一人の人間が抱っこできる量は決まっています。
でも、抱っこは子どもにいい影響を与えますから、なるべく抱っこしてあげたいですよね。
じゃあどうすればいっぱい抱っこしてあげられるのか、
それは、単純に「体力をつけること」ですよね。
そして、それに一番大事なのは、パパママ自身が食事をしっかりとることです。
抱っこはものすごい体力を使うし、体に負担がかかります。
当然そのエネルギーになるのが日々の食事です。
食事をしっかりとらないと、エネルギー不足になり、体ばかりか、頭、自律神経にも不調をきたしてしまいます。
私自身、実は子育て中にダイエットして体を壊しました。
自律神経が乱れ、体がダルく、疲れているのに夜眠れない、食欲わかない等です。
私個人的に、子育て中で一番心配なのはママがやせてしまうことです。
子供一人位ならママがやせててもなんとかなるかもしれませんが、子供二人となると結構厳しいです。
子育て中は少しふくよかな方が安心だと思います。
パワフルなお母さんて、だいたい皆ふくよかですよね。
あるはなるべくしてなった必然なんだと思います。
子育て中は、「少し食べ過ぎかな」位食事を取った方がいいと思います。
もし、育児で忙しくてちゃんとご飯を作る暇がないってなったら、宅配弁当を取る等もいいと思います。
とにかく、忙しいからといってろくなものを食べないなんて事がないようにして下さい。
あと、もう一点。
抱っこで外出するなら、靴はクッション性の高いスニーカーやランニングシューズをおすすめします。
抱っこして歩くということは、一歩一歩赤ちゃんの重みが足に掛かってるということです。
これがサンダルや、パンプス等だと相当体に負担がかかってます。
ぜひ、クッション性の高いスニーカー、ランニングシューズをはいてください。
塵も積もれば山となるです。
こういった細かい工夫が大事になってきます。
まとめ
いっぱい抱っこすることにより、子供に悪い影響を与えるなんてことはありませんので、大いに抱っこしてあげて下さい。
抱っこすると発育にもいい影響がたくさんあります。
しいてデメリットを言うなら、無理して抱っこしてしまい親の過度なストレスや負担になり、子供に強く当たってしまうということです。
くれぐれも無理のない範囲でいっぱい抱っこしてあげて下さい。
まだ子供がちっちゃくて「夜泣きがひどい」「抱っこから降ろすとすぐ泣いてしまう」、というお父さんお母さん、本当に大変だと思います。
一番大変な時期は生まれてから1年か2年、その間は永遠に続くかのような大変さでしょう。
でも、終わってしまえばあっという間です。
ぜひ体に気をつけ、なんとか乗り越えて下さい。