子育てをしていると、「どこまで甘えさせていいんだろう?」「甘やかしすぎかな?」って思う時ありますよね。
子供に甘えさせてあげることは成長にとても大事であり、安心感や自立への意欲になります。
一方、甘やかすと子供の成長に良くないと言われています。
では、「甘えさせる」と「甘やかす」の違いとは何なのでしょうか?
調べてみました。
- 「甘えさせる」と「甘やかす」の違いとは?
- 「甘えさせる」と「甘やかす」の具体例。
- 子供は「甘え」と「自立」を繰り返して自立していく。
- 甘やかしは自立の機会を奪ってしまう。
- 「甘えさせる」と「甘やかす」の違い、まとめ。
「甘えさせる」と「甘やかす」の違いとは?
「甘えさせる」と「甘やかす」の違いは、簡単に言うと、
子供が甘えてきた時に応えてあげることが「甘えさせる」。
子供が甘えてきてもいないのに先回りしてやってあげてしまうこと、物(お菓子やおもちゃ)への要求になんでも応えてしまうこと、が「甘やかす」になります。
「甘えさせる」=いいこと。子供の成長に必要不可欠。
「甘やかす」=良くないこと。自立の妨げになる。
です。
「甘えさせる」と「甘やかす」の具体例。
具体例をあげていきます。
「甘えさせる」の具体例。
- 抱っこやハグなど、スキンシップを求めてきた時に応えてあげる。
- 着替えやご飯など、「やって」「食べさせて」と甘えてきた時にやってあげる。
- 赤ちゃん帰りを受け入れてあげる。
「甘やかす」の具体例。
- 着替えや靴を履くなど、子供が「やって」と言ってないのに親がやってしまう(忙しい時とか)。
- 親が何でも決めてしまう。
- お菓子やおもちゃなどをおねだりされた時に、なんでもホイホイ買ってあげてしまう(裕福な家庭にありがち)。
しかし実際は、「甘えさせる」か「甘やかす」かは判断が難しいこともあります。
迷った時は、これが「甘えさせる」なのか「甘やかす」なのか考えてみるといいかもしれません。
大事なのは、甘えに対してなんでもかんでも「甘やかしだ!」と否定したり、「ダメ!」と突っぱねてしまわないことです。
多少の甘やかしはしょうがないかもしれません(^_^;)
子供は「甘え」と「自立」を繰り返して自立していく。
子供にとって「甘え」は成長に必要不可欠ですが、なぜ必要不可欠なのでしょうか?
子供というのは、「甘え」と「自立」を繰り返して自立していきます。
甘えによって安心感や「自分でやってみたい」という意欲が育ち、
→自分でやってみると不安が出てくる。
→また甘えに戻ってくる。
これを繰り返しています。
そうして自立していきます。
つまり、「甘え」は自立にとって必要なプロセスです。
よく、「甘えさせると自立できない」と思われがちですが、実はその逆で、いっぱい甘えられた子が自立できるんです。
少なくとも、小学校低学年くらいまではこの「甘える」という行為は必要になってきます。
甘やかしは自立の機会を奪ってしまう。
一方で、なんでもかんでも親がやってしまったり親が決めてしまうと、子供が自分でやったり考える機会を奪ってしまうので、
=自立の機会を奪ってしまっている、ということになります。
子供のペースではなく親の都合で支配してしまっている、これが「甘やかす」です。
いわゆる「マザコン」なんかはこれに当てはまるのではないでしょうか。
「母親に聞かないとわからない」とか「母親がこう言ったから」とか言うイメージですよね(^_^;)
子育て中って忙しいので、着替えや靴を履かせたりってついついやってしまいがちですが、可能な範囲で子供自身にやらせてあげましょう。
「甘えさせる」と「甘やかす」の違い、まとめ。
「甘えさせる」は、子供が甘えてきた時に応えてあげること。
これは子供の成長にとってとても大事なことです。
「甘やかす」は、子供が甘えてきてもいないのに先回りしてやってあげてしまうこと。物(お菓子やおもちゃ等)に対する要求になんでも応えてしまうこと。
これは子供の自立の妨げになってしまいます。
実際には判断が難しかったりしますが、子供がスキンシップなど甘えてきたらなるべく応えてあげましょう。
なんでもかんでも甘やかしという訳ではありません。
子育て中って忙しいとは思いますが、可能な範囲で子供自身にやらせてあげましょう。