うちの子は今小学生。
高校はまだまだ先なんですが、高校のことを考えたときに、
「あれ?高校ってもう無償化になってるんだっけ?いつから?」
「所得制限はあると思うけど、ウチは対象になるのかな?」
と疑問に思いました。
もうお子さんが高校に通ってる方にとっては当たり前のことかもしれませんが、
まだ少し先の親にとっては情報がこんがらがってよくわからないんですよね。
ということで調べてみました。
子どもが高校はまだ先で、高校無償化についてよくわからない方向けの記事です。
あと今、東京のほうで高校無償化がちょっと騒がれてるんですよね。
東京は何が違うんでしょうか?
それも調べてみました。
高校無償化はいつから?所得制限は?
結論からいうと、高校はもう無償化になってます。
国の「高等学校等就学支援制度」により、
公立高校の授業料は無償となっており、
私立高校の場合は上限で39万6000円まで助成されます。
全国の高校です。
ただし所得制限があって、世帯年収910万円未満の家庭が対象です。
やったー、うちは世帯年収910万円未満なので対象です。
うれしいー。
(でもちょっと悲しい…)
平成22年4月1日からスタートしています。
だいぶ前から無償化になっていたんですね。
ではなぜ今、東京で高校無償化が騒がれているのでしょうか?
高校無償化、東京は何が違うの?
東京は国の制度に上乗せする形で、
「私立高等学校等授業料軽減助成金」として
私立高校に通う世帯年収910万円未満の家庭に最大47万円5000円まで助成してくれます。
国は最大39万6000円なので、約8万円の差。
高校の授業料は現在、都立高で年間一律約12万円、私立高で平均約48万円なので、
世帯年収910万円未満の家庭はほぼ無償になってるわけです。
さらに昨年12/5、東京は2024年度から所得制限910万円を撤廃することを決めました。
ただし条件があって、「東京の高校に通っていて、東京に住んでいる世帯」が対象です。
つまり世帯年収910万円以上の家庭は、
東京の私立高校に通っていても、神奈川県や埼玉県など他県に住んでいたら高校無償化にならないんです。
同じ高校に通っていて世帯年収も一緒なのに、無償化の生徒と無償化じゃない生徒が混在するということになります。
それで不平等だという声があがっているんです。
しょうがないといえばしょうがないですね。
他県から通ってくる世帯まで助成しては、財源を圧迫しまうんでしょう。
ただ決して損をしてるわけではないということ。
だって他県の高校は基本的に世帯年収910万円以上は無償化じゃないんですから。
一番得をするのは、東京の私立高校に通っていて東京に住んでいる世帯年収910万円以上の家庭。
それって金持ちじゃん。
金持ちが得する制度作ってどうすんの!?
って思いますが、
まぁ子供のために財源を使うのは悪いことではないですから。
それにしても他県に住んでいる家庭は不平等感が否めないでしょうね。
「なんで川挟んだだけで…。東京に家買っときゃよかった。」
って思うんじゃないでしょうか。
「世帯年収910万円以上あるんだからいいじゃないか」と思うかもしれませんが、
お金持ちにはお金持ちなりの悩みがあるんでしょう。
税金とか。
まぁ、ほとんどの人は都内の私立高校には無縁だし、世帯年収も910万円未満だと思うので、関係ないですね。
まとめ。
高校はもう無償化になってます。
国の「高等学校等就学支援制度」により、
公立高校の授業料は無償となっており、
私立高校の場合は上限で39万6000円まで助成されます。
全国の高校です。
ただし所得制限があって、世帯年収910万円未満の家庭が対象です。
東京は国の制度に上乗せする形で、
私立高校に通う世帯年収910万円未満の家庭に最大47万円5000円まで助成してくれます。
さらに東京は、2024年度から所得制限910万円を撤廃することを決めました。
ただし「東京の(私立)高校に通っていて、東京に住んでいる世帯」が対象です。