子供のしつけって難しいですよね。
やさしく言ってもなかなか言うこと聞かないし、
かといってあまり厳しく言ってしまうと、後で「言い過ぎたかな」なんて後悔したりしますよね。
実は子供のしつけにはポイントがあり、それをおさえれば上手にしつける事ができます。
今回は、子供のしつけ方の3つのポイントについて書いていきます。
しつけの本質。
まず、しつけの本質について書いておきます。
しつけの本質は、「人が見てない所でも自分で考えて行動できるようにする」ことです。
「パパやママに怒られるからやる」では、見てない所ではやらなかったりしますよね。
これではしつけの本質とはズレてしまいます。
パパやママが見ていなくても、自分で考えて行動できるようにする。
これがしつけの本質です。
子供のしつけ方、3つのポイント。
子供のしつけ方の3つのポイントは、以下の通りです。
- 理由を付けてやさしく言う。
- やらない時に叱るのではなく、やった時に褒める。
- 親が見本となる行動をとる。
解説していきます。
1.理由を付けてやさしく言う。
なぜやるのか、なぜダメなのか、理由を付けて言ってあげると子供も分かりやすいです。
そして、「~しなさい!」と命令形でばかり言っていたら、見ている所ではやるかもしれませんが、見てない所ではやるようにはなりません。
ですから、理由を付けてやさしく言いましょう。
例えば、
おもちゃを片付けないなら、
「片付けないと無くなっちゃうから片付けようね。」
「お部屋歩くのに邪魔だから片付けようね。」
食事中に遊んでしまうなら、
「食べながら遊ぶとこぼすから、遊ばないで食べようね。」
というように「○○だから、○○しようね」と言うようにしましょう。
2.やらない時に叱るのではなく、やった時に褒める。
親がよくやってしまうのが、やらない時に叱って、やった時は当たり前だと思い何も言わないことです。
これでは、子供としてはいつも叱られている事になってしまいますよね。
だからそれを逆にします。
やらない時に何も言わず、やった時に褒めるんです。
すると子供も「またやろう!」と意欲が湧いてきます。
人間、叱るよりも褒めた方がいい習慣が身に付きやすいです。
3.親が見本となる行動をとる。
子供が学ぶ一番の方法は、親をマネることです。
だから、親がまず見本となる行動をとりましょう。
親がちゃんと挨拶をしていれば、子供も自然にするようになります。
親がいつも部屋をきれいにしていれば、子供にも「部屋がきれいだと気持ちいい」という感覚が育ち、片付けるようになります。
子供のしつけは何歳から?
子供のしつけは3才頃から少しずつ始めていって、本格的にしつけるのは4才頃からで大丈夫です。
3才頃までは、単純に興味や好奇心で行動してしまうので、「あれはダメ」「これはダメ」と言っても、また同じ事をしてしまいます。
だから、3才頃まではしつけをするというよりは、大人が子供が失敗しないような環境作りをしてあげる事が大事です。
厳しくしつけないと子供がわがままになる?
「厳しくしつけないと子供が図に乗り余計わがままになるんじゃないのか?」と思うかもしれません。
しかし、世の中の非行・少年犯罪・引きこもり等の問題は、しつけがされていないから起こるのではなく、
むしろ厳しすぎるしつけが原因で起こっている事が多いです。
厳しくしつけると即効性がありすぐ言うことを聞くようになります。
親としては楽でしょう。
しかし長い目で見ると、失敗を隠すために平気で嘘をつくようになったり、見てない所で悪さをするようになってしまいます。
実際ある調査で、平気でウソをついたりごまかしたりする人の育てられ方を調べたら、
親がむやみに叩いたり、罰を与えるような特徴があったそうです。
子供のしつけは、すぐに言うことを聞かせようとするのではなく、長い目で見るようにしましょう。
肩の力を抜いて子育てすることが大事。
子供が言うことを聞かなくてどうしてもイライラしてしまうのなら、一度「しつけなんてやーめた」っと肩の力を抜いてみましょう。
しつけなんて実はそんなに重要じゃないんです。
大事なのは伸び伸び育てること。
テキトーこと最強のしつけ術です。
もしかしたら未来には「しつけ」なんて言葉は無くなってるかもしれません。
子供のしつけ方、まとめ
子供を上手にしつける3つのポイントは
- 理由を付けてやさしく言う。
- やらない時に叱るのではなく、やった時に褒める。
- 親が見本となる行動をとる。
です。
しつけは3才頃から少しずつ始め、本格的にしつけるのは4頃からで大丈夫です。
あまり厳しくしつけると、平気で嘘をつくようになったり、見てない所で悪さをするようになってしまいます。
しつけなんて実はそんなに重要じゃないんだと思い、肩の力を抜いて伸び伸び育ててあげましょう。